となりの専科 ~ Vol.5 救急センター ~

どうぶつの総合病院にある10の専科と、そこで働く方々をご紹介する「となりの専科」。
7月号は「救急センター」のみなさんのインタビューをお届けします。
中村先生をはじめ、岡田先生、動物看護師の相樂さんにお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください!

目次

救急センターの業務や取り組み、チームについて、中村先生に伺いました

■ 中村 俊先生

競馬と映画鑑賞が趣味です。最近ではあまり頻繁に競馬場へ行くことはできませんが、以前は病院スタッフと足を運んだこともありました。
映画は、サスペンスやヒューマンドラマ、アクションなど幅広いジャンルを。高校生の頃は年間40本近くの作品を映画館で観ていたほど好きです!

─ 救急センターの日常業務とチーム体制を教えてください。
夜間や休日の診療、そして日中においても、例えば状態が悪い患者さんのかかりつけの先生がお休みのときや、混雑などの事情ですぐに診ることができないときなどに紹介を受け、診療を行っています。
また、入院している患者さんに対する24時間の「入院管理」も、私たち救急センターの仕事です。
チーム体制は常勤の獣医師5名に加え、研修医や非常勤の先生方、10名ほどの動物看護師さんで、ローテーションを回しながら日々業務を行っています。

─ チームとして大切にしていること、心がけていることはどのようなことですか。
救急という性質上、切迫した状況の患者さんがいらっしゃることが多いので、どうしてもチーム全体が焦ってしまいやすくなります。目の前に命の危険にさらされた患者さんがいると、「何とか助けないと」とみんなが熱くなってしまうんですね。ですが、その状態ではうまく回らなくなってしまうことも多いもの。救急だからこそ冷静でいることはとても大切なので、うちの救急チームは“静かな救急”をイメージして、冷静さを忘れないチーム作りを心がけています。

救急センターはどんなチームですか?
チームって不思議とリーダーと同じようなタイプの人が集まってくるのか、やはり冷静な雰囲気はそのカラーとしてあるように感じます。一方で、時間のあるときはみんなでわいわいおしゃべりもしますし、とても温かいチームですね。
私が若い頃の職場は激しい性格の先生も多かったのですが、うちの病院は、みんながやわらかく落ち着いて話をするマインドを持っているので、何かを怖がって仕事をするということが基本的にはないのではないでしょうか。
これは救急センターに限ったことではありませんが、多くの方がそういった心理的安全性のもと、自分を出しやすい環境下で仕事ができていると思います。

─ チームの目指している姿や目標などをお聞かせください。
診療体制をより発展させていきたいと思っています。今は朝9時から夜中の1時までしか診療ができないので、今後はもっと人を増やして、理想としては24時間いつでも患者さんが来ることができて…というところを目指したいですね。

ハード面においてもより充実させ、「今の医療でできる治療は、ここに来ればすべて受けられる」という状態を作りたいと思っています。

そこには設備投資や人、さらには教育も必要になってきますが、徐々に人も増えてきて、その未来に少しずつ近づいてきているのではないでしょうか。
これからも、ぜひこの良い流れを継続していければと思っています。

メンバーインタビュー

■  岡田先生(2021年入社)

休みの日は寝ていたりNetflixを観たり外出したり…と、いろいろなことをしながら過ごしています。写真は先日食べた大好きなハンバーガーです!

─ 岡田先生の日常業務についてお聞かせください。
救急外来の診察と入院している患者さんへの集中治療、あとは、インターンの先生への教育もあわせて担当しています。例えば問診はインターンの先生にやってもらいますが、最終的な方針のチェックや、その症例に関するディスカッションなどは一緒に行い、間違った方向に行かないようバックアップをしています。

─ 日々の業務の中で大切にしていること、心がけていることはどのようなことですか。
救急ってものすごく熱くて、ガツガツとしているようなイメージが強いと思うんですが、中村先生もおっしゃるようにここでは“落ち着いた救急”を目指しているので、私自身もそれを心がけるようにしています。

やっぱり熱くなると視野が狭まってしまいますし、冷静であれば気づけるようなことにも気づけなくなってしまい、それをきっかけに誤った方向に進んでしまう…。なかなか難しいことではあるのですが、できる限りこの“冷静さを保つ”ということを意識するよう心がけています。

─ 岡田先生が感じるこのチームの魅力や強みを教えてください。
やはりみんなが冷静だからこそ、しっかりと理論に基づいて診察・治療ができているので、このチームカラーは魅力のひとつだと思います。
そして時間のあるときは本当にしょうもないことを話す、とてもアットホームなチーム。
いつも何を話しているっけ…?とすぐには思い出せないくらいしょうもない話題ばかりです(笑)

─ 他の科の方とはどのようなコミュニケーションが生まれていますか?
救急は最初の受け入れから状態の“安定化”を担うところなので、そのうえで診断をどうつけていくか、というところはどうしても救急だけでは難しいんですね。そういったところを他の科の先生とディスカッションさせていただくことは多く、他の科のみなさんには、本当に助けていただいています。いつもありがとうございます!

■ 動物看護師  相樂さん(2025年入社)

つい先日からウクレレを始め、絶賛練習中!
他にも釣りや、陶芸・ガラス吹きといったモノづくりも好きで、趣味がたくさんあります。 先日は救急センターの先輩と荒川にウナギ釣りに行きました!(ウナギは釣れませんでしたが、イシモチが釣れました)

─ この病院に入社したきっかけを教えてください。
前職は一次病院で仕事をしていましたが、当時の先輩から「救急を経験しておくと勉強になるよ」とアドバイスをもらい救急へのチャレンジを決めました。この病院はみなさん本当に親切で、実習のときにやさしく声をかけていただいたことでとても安心したことを覚えています。そんな“人の良さ”が入社の決め手のひとつにもなりました。

─ 入社してからの4か月間を振り返ってみていかがですか?
入院管理や外来のお手伝いなどが私の業務ですが、とにかくわからないことや覚えることが多くとても大変ですね…。前職は小さい病院だったのでいろいろと違う部分も多いですし、なんだか“普通の会社”にいるみたいな感覚で緊張もします。でも、すばらしい先生方のもとで働くことができ、先輩方もやさしく教えてくださるので、毎日とても楽しいです!

─ 日々のお仕事の中で、心がけていることはどのようなことですか。
先輩のみなさんは、ささいなことや変化にもとにかく気が付くのが早くて、なんでそんなことに気づけるの?と驚くことばかりなんです。

なので、できる限り先輩の動きや発言などにアンテナを張って、そのときどきでどんなことが起こっているのか、なぜそこに気づけたのか、などをキャッチアップするように心がけています。
これからも日々先輩方の背中を見ながら、積極的に学んでいこうと思います!

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救急センターのみなさん、ありがとうございました!
次回もどうぞお楽しみに♪

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