どうぶつの総合病院にある10の専科と、そこで働く方々をご紹介する「となりの専科」。
3月号は「病理科・臨床病理科」のみなさんのインタビューをお届けします。
浅川翠先生をはじめ、臨床検査技師の内田さん、小倉さんにたっぷりとお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください!
病理科・臨床病理科の業務や取り組み、チームについて、浅川先生に伺いました
■ 浅川翠先生

子育てに奮闘しヘトヘトになることもありますが、仕事との両立ができているのは、本当に周りのみなさんのおかげだと感謝しています。
最近は筋トレにも挑戦中!マシンピラティスで体幹を鍛えています。
─ 病理科・臨床病理科の日常業務やチームで大切にしていることを教えてください。
病理科・臨床病理科では、血液サンプルや細胞診検査、手術で摘出した組織の病理組織診断を行っています。チームとして大切にしているのは、どれだけ患者さんのことを第一に考えることができるか、ということです。「検査」というものがデータや言葉だけで終わらず、しっかりとご家族の不安を解消するために役立っているか。ご家族や患者さんに直接相対するポジションではありませんが、私たちが提供するものの信頼性や診断の正確性を含め、まずは患者さんの命を第一に考えることを心がけています。

─ 科として注力している取り組みはありますか?
当院のアイデンティティとしても掲げている「国際水準のチーム医療の提供」をチームでどう体現していくか、そのなかでもコミュニケーション面は非常に大切にしています。
たとえば自分が困ったとき、その体験や感情をいかにポジティブな形でチームへの貢献に変換できるかは、 コミュニケーションの取り方や言葉選びがとても重要な要素になるはずです。個々の主観やペースはありながらも、職場における一人のプロフェッショナルとして“チームの成長”を見据えたコミュニケーションを図ることができる。そんなチームを目指し、私自身も学びながらリーダーとして伴走しています。
─ 病理科・臨床病理科はどんなチームですか?
仕事上の役割分担はもちろんあるものの、みんなが対等だと日頃から伝えているので、新しく入った方からベテランの方まで、いろいろな方の意見が通りやすいチームかなと思っています。 よく他の科の方からは、穏やかで楽しいメンバーが多いね、とも言われますね。
チームのみなさんにはぜひ積極的にいろいろな方とコミュニケーションをとって欲しく、実際に休憩のときには他の科の方たちとおしゃべりしているメンバーも多いのではないでしょうか。新しく入られた方には「○○科のあの人と気が合うかもしれないから、今度お話してみて」と伝えながら、コミュニケーションのきっかけづくりをお手伝いすることもありますよ!

メンバーインタビュー
■ 臨床検査技師 内田さん(2023年入社)

バイクや登山が趣味です。休日にはリフレッシュのために一人で山へ行き、汗を流しながら気分転換をすることも。犬を連れて5時間歩いたこともありましたが、最後には犬が疲れてしまいずっと抱っこしていました(笑)
─ 内田さんの日常業務についてお聞かせください。
私たちが日々行っている検査には、大きく分けて「血液検査」と細胞や病理組織、臓器などを扱う「病理検査」の2つがあります。私の日常業務としては、主に朝8時から9時までは入院している動物たちの血液検査を、9時以降は各診療科における通常診療のさまざまな検査を行っています。
─ 日々お仕事されてる中で、心掛けてることはどのようなことですか?
病理科・臨床病理科は他の科と比べて個人的な作業も多く、部屋も診療科の方とは離れているので、なるべく昼休みや廊下に出るときなどは、他の先生や看護師さんに積極的に声を掛けていくことを心がけています。
また、院内の有志で集まったバイク部に入っていて、そこではみんなでツーリングに行くことも。 こうして業務外でいろいろな方との関係性を築くことが仕事にも良い形でつながっていくので、やっぱりコミュニケーションって大事だなと思います。 ツーリングは千葉の銚子へ行って、展望台に登ったり海鮮丼を食べたり、煎餅焼きの手焼き体験をしたりしてきました!

─ 内田さんの感じる、このチームの魅力を教えてください。
パソコンや顕微鏡に向かいながら黙々と仕事をしていることが多く、周りから見ると話し掛けづらそうな印象になってしまうかもしれないのですが、とにかく一人ひとりが真摯に仕事に向き合っているこの環境は、チームの魅力のひとつだと思います。一方で、困ってることをヒアリングしたり定期的にミーティングを行ったりしながら、経験年数に関わらず意見しやすいような雰囲気作りもできています。みんなが気持ちよく仕事できるように、という気持ちで、お互い助け合うことのできるチームですね。
─ 他の科の方へメッセージをお願いします。
私たち検査技師はヒトの医療から転職してきたスタッフがほとんどです。動物医療に携わるのが初めてというスタッフも多くいるため、ぜひ多くの先生方や動物看護師さんから様々なことを教えていただけたらうれしいです。
これからもどうぞよろしくお願いします!
■ 臨床検査技師 小倉さん(2024年入社)

ディスニーが大好きで、なかでもチップとデールの大ファンです!パークに行ったときには、パレードでチップとデールが乗っているフロートが止まる位置をチェックして、しっかりと最前列で楽しむほど♡写真は私が撮影したパレードでの一枚です!
─ 小倉さんの日常業務についてお聞かせください。
主に午前中は病理組織標本の作成や、 その作成した標本を顕微鏡で観察しながら病変部の写真撮影などを行っています。 午後は、院内外からの手術検体を見ながら、病変部や診察部分の切り出し作業をしています。
─ もともとはヒトの医療で検査技師のお仕事をされていたそうですが、動物医療に携わろうと思ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
同じ技師の先輩で動物病院に転職した方がいて、そこで初めて「臨床検査技師でも動物に携わる仕事ができるんだ」ということを知ったのがきっかけです。小さい頃から実家で犬を飼っていて動物が好きだったので、その先輩と同じように動物に関わる仕事ができたらいいなと思い、動物医療への挑戦をしました。なかでもこの病院では、病理組織検査や血液検査、臨床検査検体などいろいろな分野の検査を行っていたので、自分としても勉強になるのでは?とアプライしました。
─ 日々のお仕事の中で、心掛けてることはどのようなことですか。
臨床検査技師は、患者様に迅速、かつ正確に検査結果を提供することが仕事なので、日々たくさんの検体が出てくるなかで、いかに効率よくミスなく検査を進められるか、ということを常に考えながら行動するようにしています。 また、病理組織の標本を診断するときには、先生が診断しやすいようできるだけ綺麗な標本を作ることも心掛けています。 ここは手作業が多い部分なので経験が大切になりますが、これからもっと経験を積み重ねて腕を磨いていければと思います。
─ 小倉さんの感じる、このチームの魅力をお聞かせください。
日々それぞれが担当の検査に向き合っていることが多いので、もしかしたら周りの方にとっては、どこか少し話しかけづらいような雰囲気に感じてしまうかもしれません。ですが実際はそんなことはなく、たとえばわからないことがあったらお互いに聞き合ったり、問題あったときにはミーティングなどで話し合いながら解決策を見つけていったりと、コミュニケーションもしっかりと取ることのできるチームです。仕事に集中できる環境でありつつ、何かあったときにはお互いにサポートし合える、そんな“チーム力”が病理科・臨床病理科の魅力だと感じます。
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病理科・臨床病理科のみなさん、ありがとうございました!
次回は放射線腫瘍科です。
どうぞお楽しみに♪


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