「国際水準のチーム医療をどうぶつの命に。」をモットーに、総勢100名を超える病院スタッフで、チーム一丸となって日々動物の命に向き合う私たち。
その専科は10科にもおよび、ひとつ屋根の下でともに仕事をしていても、科をまたいだ横のつながりはなかなか作る機会がない…なんて方も多いのではないでしょうか。
そこで、あらたな連載としてスタートしたのが、こちらの「となりの専科」です。
お隣の科はどんな毎日を過ごしているの?
コミュニケーションってどうとってる?
などを知ることはもちろん、これまで聞いたことのなかった○○さんの意外な趣味など、ともに働く仲間の素顔をチラッとのぞくことができるかも♪
記念すべき第一回目となる今回は「内科」のご紹介です。
佐藤先生をはじめ、動物看護師の高橋さん、レジデントの鍋嶋先生に、たっぷりとお話を伺いました。
ぜひ最後までお楽しみください!

内科の業務や取り組み、チームについて、佐藤先生に伺いました
■ 佐藤雅彦先生

昨年からゴルフを始めてどはまりしています。時間を見つけては練習やラウンドに行って日々腕を磨いています。
─ 佐藤先生の日常業務について教えてください。
毎朝9:10に集合し、そこから1時間ほどその日の症例確認やレジデントの先生への教育の時間としています。
その後10:00から診察がはじまり、お預かりや検査、飼い主さんへの説明、方針の確認…と一日が過ぎていきますが、これらを表立って進めていくのはレジデントやインターンの先生方で、私と福島先生は、それが間違った方向に行っていないかのチェックをしながら、診療の“質の担保”を担っています。
ですので、やはりレジデントの先生方はとても忙しい毎日を送っていますね。ときにはお昼が食べられなかった…なんてこともあるようです。

─ 特に注力している取り組みはどのようなことですか?
動物に対して適切な診断、治療をしていくのは一番大切なことですが、私たちはそうした「診療」にくわえ「教育」「研究」も含めた三本柱を軸としているので、この「教育」「研究」についてもしっかりと力を注ぎ取り組んでいます。
私と福島先生、二人いて良いところはダブルチェックができること。また、どのような方法で進めていくのがベストなのか?とみんなでディスカッションを重ねることは、絶対に欠かさないことのひとつです。
─ 診療において心がけていることをお聞かせください。
「診る先生が変わることで診療の質が変わる」といったことがあってはならないので、“内科としての”クオリティを保つべく、私と福島先生で初診・再診すべての症例のチェックを行っています。
また患者さんとのコミュニケーションで心がけるよう、レジデントやインターンの先生に教育しているのは、治療方法を決めていくときなどの伝え方です。これは海外で経験のある当院の先生方には共通することだと思いますが、「これをやらなければダメです」といった伝え方ではなく、飼い主さんに選択肢を与えつつ、それぞれのメリット・デメリットを伝えながら一緒に決めていく。ご家庭の事情に合わせてベストなところに着地できるよう心がけています。
─ チームとして大切にしていることはどのようなことでしょうか。
ここにいる方たちがいかに働きやすい環境を作るかを大切に、トップダウンではなくみんなが意見を言いやすく、さらには横同士のつながりも作れるような雰囲気づくりを心がけています。
たとえば獣医師の下に動物看護師がいる、なんてことは決してありませんからね。
ちなみに忘年会や新人歓迎会なども定期的に開催しています。私自身お酒を飲むのが好きですし、メンバーにも好きな人が多いですよ!

メンバーインタビュー
■ 動物看護師 高橋沙織さん(2016年入社)

頑張ってる女の子を応援するのが好きで、JPOP、KPOPの女の子アイドルの映像や曲を良くチェックしています(笑)仕事に追われて以前よりできなくなりましたが、小説、漫画、ゲームも大好きです。
また、実は最近我が家にちょっと良いエスプレッソマシーンが導入されまして、ラテアートの特訓中です!フォームミルクが全然上手にできなくて、虚無アートを量産しています(笑)コーヒーを淹れるのが好きなので、美味しい豆やおすすめのコーヒーグッズご存知の方がいらっしゃったら教えてください!
─ 動物看護師になったきっかけを教えてください。
物心つく前から、家族に「あなたは動物が好きだよね」と言われてました。どうやら小さい頃から、自ら動物に突っ込んでいくようなタイプだったようで…(笑)
実家では猫も飼っていましたし、楽しいことを仕事にするなら動物関連だな…という思いがあり動物看護師の道へ。はじめは地元の病院で勤めていましたが、高度医療についてなども学びながらより成長していきたいと転職を決意し、この病院へ入社しました。
─ 日常の業務や日々心がけていることはどのようなことでしょうか。
内科の診療補助が主な業務で、具体的にはトリアージや採血、内視鏡の準備やそのフォロー、急患の対応、入院のサポートなど多岐にわたります。日々心がけていることは、できるだけ細やかなケアができるように、というところです。
たとえば先生だけではキャッチアップできないような情報を問診で拾い上げたり、トリアージなどで「ん??」と思ったことはしっかりと伝える。まずはそこに気が付くことと、そのうえでできるだけ寄り添っていくことを大切にしています。
あとは、先生の動き方やこのあとにやろうとしていることなど、なるべく先を読んで動くことでしょうか。内科の先生方はインフォームや診療などで携帯に出られないことが多く、なかなか連絡がつかないこともあるので、それぞれの先生の性格などから推測しながら「次にこれが必要だろうな」「たぶんこの先生だったらこうするだろう」と、視野を広く持って先回りすることを心がけています。

─ 内科はどんな雰囲気のチームですか?
みなさん穏やかな性格で、和気あいあいとした雰囲気です。何かあっても「しょうがないなぁ」とフォローし合えるような、やわらかい空気感のチームですね。
自由な人が多いなか、お互いに気を使いながらコミュニケーションが取れるところが内科の良いところではないでしょうか。
─ 他の科の方へメッセージをお願いします。
内科は他の科とかかわることも多く、みなさんにはいつもいろいろなことに協力していただきとても感謝しています。なにかあったらいつでも言っていただきたいですし、私たちもできる限り協力しますので、今後ともよろしくお願いします!
■ レジデント 鍋嶋健太郎先生(2020年入社)

もう少し体を大きくしようと昨年から食事の量を増やしていて、3か月で体重20%の増量に成功しました。今年はもっと健康的になれるよう、ときどき筋トレをしています。
筋トレに詳しい方がいたら、ぜひ教えてください!
─ 日常の業務や日々心がけていることをお聞かせください。
朝は8:30から入院症例の管理・対応、その後9:00からミーティングをして、10:00から外来での診療、といったスケジュールで一日を過ごしています。日中は初診と再診の対応をしていて、問診や身体検査にはじまり、検査プランの立案や、検査結果を元に解釈、科長と確認をしながら飼い主様にインフォームするというのが私の業務です。心がけていることとしては、内科は他の科と連携することも多いので、できるだけみなさんに迷惑かけないように…と。たとえば麻酔検査が必要なときには、きちんと予定通りの時間に進め、麻酔科の先生の業務に影響が出ないようにと常に意識をしています。
また、遠方からはるばる来られているオーナー様もいらっしゃるので、できる限りお待たせしないように。どうしてもお待たせしてしまうときには、受付のスタッフに連携して待ち時間の目安を伝えるなど、フォローすることも心がけてます。
─ レジデントとしての学びの場に「どうぶつの総合病院」を選んだ理由は、どのようなものでしたか?
内科疾患について経験や知識を深めたいと考える中で、まずは幅広い症例を経験することが重要だと思い、さまざまな科の専門医が在籍するこの病院を選びました。実際に働き始めてみても、その魅力を強く感じています。先生方は非常に優秀で、科同士の垣根がなく、気軽にコミュニケーションが取れる環境です。学びの場として、とても恵まれた施設だと思います。

─ 内科はどんな雰囲気のチームですか?
リラックスした雰囲気の中にもチームワークがあります。病欠の先生が出た場合も連携してうまく進められますし、それぞれの得意分野・苦手分野をフォローし合うことのできるチームだと思います。
たとえば、人手と時間がかかる輸血採血も、自分一人ではできないので動物看護師さんやスタッフの方に手伝ってもらいますが、ちょうどその時間は外来で忙しいタイミングなんですよね。でもみなさんが優先的に手伝ってくれて、スムーズな血液の確保につながった、ということもありました。
─ 他の科の方へメッセージをお願いします。
さまざまな連携をさせていただくなか、診療が思うように進められていないときにはご迷惑をおかけしてしまうこともありますが、今後はよりスムーズに動けるよう精進してまいります。引き続きよろしくお願いします!
内科のみなさん、ありがとうございました!
次回は病理科・臨床病理科です。
どうぞお楽しみに♪


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